「なぜ、繰り返し学ぶのか」

今月のソフィアくらぶ経営塾は、主要な経営指数分析のおさらい。
自社の直近の決算書を手元に置いて、皆さんに計算して頂きました。

講義は双方向。過去、私の社長塾を受講してくれたメンバーも多くいる中、
一つずつ経営指数の計算式を質問していくと、

「ちえ先生、忘れてます!」
「覚えてません」
「あんなに勉強したのにぃ~」

想定内、
いや、想定以上に… みなさん、すっかり忘れている…

まあ、そんなものですよ。

私も財務の勉強をし始めた当時、五島聡先生(https://www.facebook.com/satoshi.gotoh.16)の講座で学んだ、様々な経営指数が頭に入らなくて、毎度トンチンカンな回答を繰り広げていました。
五島先生に何度「はぁ??」と言わせたことだろうか。

それから私は、いつもファイルを持ち歩くようにしました。
覚えるべき、用語や指数、計算式をまとめ、いつでもカバンからさっと取り出して確認するためのファイル。
一緒に受講している門下生は優秀な人や、元々数字に強い人も多くいたので、私は人の倍やらないとまずついて行けない。そもそも、当時自分の会社も債務超過に陥っていたので、自社の経営改善のためにも、五島先生のおっしゃることを必死で覚えて実践していきました。

だから、覚えられない気持ちもわかる、そしてどうやれば覚えられるかもわかる。

これを読んでいる経営者のみなさん、計算式言えますか?

今日、理解を深めたのは

・自己資本比率
・総資本回転率
・売上高当期利益率
・ROA
・現金損益®
・債務償還年数

これを読んでいる経営者のみなさん、計算式言えますか?
ハテナが飛んでいる人は、経営無免許です。
免許を持たずに運転してたらどうなりますか。

自己資本比率も、ROAも、今日この瞬間、意識しなくても、明日会社が潰れることはないでしょう。
でも意識して過ごした5年後と、知らないままの5年後、確実に差が出ませんか。

繰り返しの学びに勝るものはない。
しかしながら、経営指数を覚えることは、目的ではありません。

やるべきことは、おしり(期限)を決める、ということ。


五島先生の質問に毎度トンチンカンな答えをしていた私が決めていたのは、例えばこんなことでした。

〇年〇月に黒字転換し、自己資本を〇〇%超にする。
〇年〇月に社長塾第1期を開講する、そのために〇月までに〇〇講座の知識を覚える。
〇年〇月には、バックオフィスを〇人体制にする。そのために教えられるレベルになっておく。

決めた期日に間に合いそうにない!と思うから、覚えるためにファイルを作り、いつも持ち歩き、常に覚える環境を自分で作る。覚えるという行動は、ゴールまでのプロセスにすぎません。

明確なゴールと、絶対やり切る、という意思を持つことは「美しい」と、最近強く思います。
なぜならそういった人(経営者)から結果が良くなり、その人が周りを幸せにしているから。

逆を言うと、決めない人、途中であきらめる人、途中でゴールを忘れる人
そういう人は美しい結果も、周りの幸せもない。

「なぜ、繰り返し学ぶのか」

それは、手に入れたい未来があるから。
見て見ぬふりはやめて、本質を学んで欲しいと切に願います。
あなたは、ゴールを明確にできていますか?

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